紙皿におもてなしの心を込めようと考え、「折り紙」に着目した。

折形礼法に則り、相手のために折ったお皿に乗せて料理を提供することで、より心を込めたもてなしとなる。

紙器折々は、主役である料理がのせられてはじめて完成する。

これにより、紙の自然な張りを利用して緊張感のある美しい造形を生み出すことができた。

A4から起こせる立体を研究した。

液体を入れられる形の検討や、素材検討も幅広く行った。

紙を折って器を作るという新しい体験を楽しめるようなネーミングを心掛けた。

お皿が彩る特別な日の美しさと、過ぎ行く楽しい時間の儚さを四季の移ろいの早さと照らし合わせた。

紙皿に特別感を持たせ、和風な印象をつけるために四季に合わせたカラーリングを考えていった。

各季節の中で明度差をつけることで、お皿を並べたときに画面にメリハリがつくようにした。

入稿や発注の時間を気にせず、必要な時に必要な分だけロゴを印刷しオリジナルのノベルティが用意できる。ポップアップストアや学園祭の出店のブランディングでも、紙器折々を使用することで簡単に他店との差別化を図ることができる。

使用されていないとき、紙皿はとてもかさばる。しかし、紙器折々を使用することで、同じ枚数を積み上げてもその薄さは一目瞭然である。災害時の避難所などの紙皿を紙器折々にすることで、より多くのお皿を保管することができる。

紙器折々は料理をのせるまで不安定な造形であるため、液体を注ぐには不向きである。そこで、折り目を入れた敷紙を使用することで250mlまでの液体を内包できるようにした。

〈商品内容〉

紙器折々 : 各季節3種類ずつ=12枚

折り方の説明書 / 折り練習用紙 : 各1枚

既存の紙皿のパッケージのようなチープな印象を払拭すべく、紙器折々の特徴でもあるミシン目が見えるよう帯を採用した。

折り紙に親しみのない海外の方でも折ることができるように説明に英訳をつけた。

はじめは難しく感じるが、一度折ることができれば簡単に折れるようになる。

制作期間:2017.10 - 01(学部3年後期)

ジャンル:授業作品(総合演習Ⅰ)

担当:デザイナー

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